サラ金新聞→パチンコ新聞


編集協力費処理で不手際 武富士から5千万円 週刊朝日


朝日ったら間抜けというかなんというか。対応のまずさの積み重ねが雪だるま式に大ごとになってしまった感じ。今朝もなんだかまずい・・というか文春やウォッチャーの思う壺な対応してたみたいだけど。


でも、マスコミ各社はこれを叩く資格はない。盗聴事件という最高にスキャンダラスでおいしいニュースが発覚するまでは、新聞もテレビも武富士をはじめとするサラ金の広告漬けでサラ金問題なんかほとんどスルーしていたんだから。武富士事件があっても、武富士がいかに独裁的で特異な会社であるかが強調されて、大クライアントであるサラ金業界全体には累が及ばないようになっていたし。実際にそのように動いたのは電通かもしれないけど。



さて、我が家では先週から新聞が、朝日新聞から地元紙の四国新聞になりました。決定権はわたしにはなく、家族が、安くて生活情報のおまけ版が豊富な四国新聞を欲しがったから。10日間ほど読みましたが、恐ろしくパチンコホールの広告が多い。コンスタントに紙面広告の1/3はパチンコ。念のために全国の皆様に申し上げておきますが、四国新聞はスポーツ紙ではなく一般紙です。他県のことは存じませんので一昨日、県立図書館で閲覧できる地方紙を全部めくってみましたが、そんな新聞他にはない。パチンコ関係の広告はあっても小さな枠で1つか2つまで。


香川県は特にパチンコ産業が盛んということはないと思う。パチンコ以外の産業が恐ろしく不況なんて状況でもない。なんでこんなにパチンコ広告が多いんでしょう。なんにせよパチンコ業界の構造的要因とも相俟って、四国新聞および傘下の放送局では県内のパチンコ関連の不祥事はほぼスルーなのでしょう。


ちなみにわたしは10年前に一回だけやって500円が5000円になって以来、パチンコはやっておりません。「ああ、きっとこれは罠なんだ」と思ったからです。たぶん一生やりません。なのでパチンコでは勝ち組です。そもそも、パチンコ屋の店内に人がずらーっと並んで台に向かっている様子を見ると、なんだか鶏舎のブロイラーを思い出して嫌なのです。どうせ搾り取られるのなら、放し飼いにしてもらっているほうがよいです。


駐車場がいっぱいに埋まった豪華絢爛なパチンコホールの横を通る度に、ここにおるブロイラーどもがみんな観音寺競輪で卵産んでくれたら廃止の心配なんてしなくていいのに・・・と思わずにはいられません。しかし県内最大のマスコミがあんなふうな以上、競輪のほうが先に潰れるのでしょうな。