「希望を抱くのが間違いだなんて言われたら、私、そんなのは違うって、何度でもそう言い返せます。きっといつまでも言い張れます」

 ガールズケイリンのはじまりにあたって、とある物語の終盤で、ある少女が力強く語ったこのセリフを捧げます。

 今までいろんな希望が浮かんでは消えしてきました、この競輪界では。今回も儚い泡かもしれません。が、あえてわたしは希望を語りたいと思います。102期全員輝いています。希望を持ってこの戦いに臨んでいます。そして、コメントを見るとみんな自分の役割をよく分かっています。なにより彼女たちの人生がかかっています。関係者の皆さんは、彼女たちの希望を絶望に変えるようなことだけはないようにお願いしたいです。

 もちろんわたしも客として彼女たちと共に競輪を絶望の淵からすくいあげたいです。しかし、ガールズケイリン始まりました。いきなりデータもなしに予想せえと言われてもちょっと困りますね。模擬レースで蓄積しといて出して欲しかったところです。まあ今さら言うてもしゃあないのですが。男子の競輪と全然違う競技なので出すデータもゼロベースで検討すべきです。そういうことは始まってから分かる部分も大きいですが、周回中何番手に何回いたかと、その位置での連対率なんかあると便利じゃないでしょうか。競艇みたいですけど。あと、開催中と前場所前々場所くらいは枠順と位置と最終順位をセットで見せてくれるとうれしいかな。これも競艇みたいですけど。まあいいじゃないですか。うまいことすれば女子競艇のファンに新たな楽しみを提供できるかもしれません。ちょっとワクワクしませんか。わたしはします。

 もっと書きたいことがあるのですが、まとまらないうちに時間切れです。冒頭の台詞の少女は最後に、希望という概念そのものになりました。彼女たちも競輪を照らす希望になってほしい。寛仁親王殿下に代わって。