丸亀市の競艇事業収支が初の赤字

 香川県丸亀市の二〇〇四年度の競艇事業収支が、単年度で三億二千万円の赤字となる見通しであることが二十五日、分かった。競艇事業開設当初の一九五二、五三年度を除くと実質初めての赤字決算となる。赤字分に〇三年度からの繰越金を加えた累積決算でも三千百万円の赤字となる見込み。累積赤字分は、〇五年度競艇特別会計の予算案に繰り上げ充用金として計上しており、三十一日に市長が専決処分し、六月議会で承認を求める。

 県内では、観音寺市の競輪事業も〇四年度の単年度収支が初めて赤字になる見込みで、これまで両市の自己財源となってきた公営ギャンブルのあり方が議論されそうだ。

 丸亀競艇は六八年度から十一年間、市税を上回る額を市一般会計に繰り入れ、最盛期の九〇年度には五十億円を計上した。開設以来の約五十年間で、繰入金の総額は約千百六十六億円に上る。

 しかし、景気の低迷やレジャーの多様化などで収入は年々減少。繰入金もそれに比例して減り続け〇一年度からは繰越金を充てて何とか確保していたが、〇四年度にはついにゼロとなっていた。
(後略)


 今日の四国新聞1面トップ下はこの記事でした。天声人語みたいなコラムも公営ギャンブル不況がテーマ。この記事にもあるように、つい10数年前まで丸亀市は全国でも有数の財政超優良都市でした。ところが今や大変な財政難に陥っています。基金が85億ほどあるようで、すぐに廃止とかそういう感じではなさそうですが、丸亀競艇はながらく香川県西部の中心的娯楽でしたから、このまま売上げが改善されなければいろいろと波紋を呼びそうです。


 それよりも全国の競輪客の皆様には、一昨年まで、観音寺競輪が赤字ではなかったことが驚きなのではないでしょうか?そういえばつい最近もこんな立派な図書館ができました。しかし以前にも書きましたように(http://d.hatena.ne.jp/zevon/20050430)昨年から高松競輪との相互場外が大幅に減り、その辺りも苦境の原因と考えられます。観音寺競輪が兵庫県に計画しているサテライトも高松競輪との協力関係の解消による危機感のあらわれなのでしょう。


 そしてとうとう今週末は、今まで日程をずらしてきた高松競輪の本場開催(F1)とバッティング。バッティングと言えば丸亀競艇笹川賞場外やWINS高松の日本ダービー場外ともバッティング。観音寺はヒラです。しかもツイントーナメント。さらに8地区対抗戦。費用だけはあほほどかさみます。なんとか都合をつけて観音寺本場に駆けつけたいと思っていますが・・・。