小嶋が獲るイメージはなかった


 寛仁親王牌決勝戦は小嶋が打鐘から突っ張ってホームでスパート。3番手は斉藤と後閑でもつれ、後方からの金子の捲りも不発で小嶋が力強く押し切りスジ。たいてい初日か二日目に見せる化け物っぷりを珍しく決勝戦で見せつけました。逃げて11.4で上がられたら誰も捲れません。


 昨日、買うなら金子=合志=神山と書いて結局消したのですが、小嶋が勝つとは夢にも思わず。しかしこの小嶋スジは1番人気なのですね。勝ち上がりで超人的強さを見せて決勝では凡走したり末の粘りを欠くのが小嶋のパターンだったのですが、今場所は昨日までほとんど脚を使っていませんでした。これからは小嶋のこのパターンにも注意したいと思います。


 神山を勝たせるためならなんでもやりますの後閑さんは、予想外の展開に結局なんにもできず。前に矢口でもいたらうまいこといったかもしれないですが、技術面じゃなくてメンタル面で不器用な選手だと思いますので、後ろに気を使いつつ展開を臨機応変に読むというのは無理でしたね。