さいたま市:競輪事業からの撤退を正式表明−−相川市長

さいたま市相川宗一市長は9日の定例会見で、07年度から大宮競輪場大宮区)で主催する競輪事業からの撤退を正式表明した。同市の木内一好・環境経済局長が7日、県営競技事務所の森田正治所長に意向を伝えたという。同競輪場で年3回(18日間)のレースを開催する市は、99年から赤字が続いていた。


 「市競輪事業検討委」(委員長・大森彌東京大名誉教授)が、昨年12月に撤退を事実上促す報告書を提出していた。市は今後、精算金や開催権の引き継ぎなどに関して県と交渉するとみられる。県側が撤退に難色を示す事態も予想されるが、相川市長は「全国の競輪事業の4割が単年度赤字」と指摘し、国全体の議論が必要との考えを示した。


 交付金の一律削減も認められそうにないし、記念以上のレースを開催できない借り上げ施行者が生き残る道はもはやないですね。