競輪×ヒップホップ


 当ブログでは何度か競輪場にヒップホップやレゲエを流せと主張して参りましたが、それとは全然関係なく、関西出身のそれなりにキャリアの長いヒップホップグループのメンバーがグループを抜け、競輪選手を目指しているそうです。94期を受けているのか、受けていたとして一次試験を通ったのかどうなのかは不明です。


 オートレースではスマップの元メンバーが選手になり、ごく一時だけバブルとなりました。競輪もこの元メンバーが競輪選手になればの話ですが、オートほどではないにせよ今まで競輪に触れたことのない層に関心を持ってもらえるかもしれません。それを一時のものとしない方策が必要です。オートの轍を踏んではなりません。


 そもそもヒップホップな若者たちは競輪と親和性があるのです。まず彼らは競輪場のガラの悪さを気にしないでしょう。これは他の若者にはないアドバンテージです。そしてハマればがっつりお金を突っ込みます。さらに、現行競輪の地域ライン戦はヒップホップ文化と似た面があります。どういうことかと申しますと、普通の若者も聞くような大メジャーのヒップホップは別にして、アングラよりのヒップホップは結構ドメスティックな文化なのです。地域ごとにシーンが成立していて盛り上がっているわけです。こういった「おらが村のクルー」を大事にする性質は、地域ライン戦を気に入ってくれるでしょう。

 
 というわけでまずは場内BGMをヒップホップにしましょう。メジャーなものを許諾を得て流す必要はありません。その競輪場がある地域のグループを起用し、楽曲を提供してもらいます。


 あと用語もヒップホップな感じにしましょう。例えばこんな感じでどうでしょうか。

  • ライン=クルー
  • 自力型=MC
  • 追込み型=DJ
  • 競り=バトル
  • 本命=セルアウト
  • 大穴=アングラ

(用例
北日本クルーは2MCでファッキンセルアウトだYO!。俺はアングラ志向だから四国クルーを狙うYO!


(競輪語訳
北日本ラインは二段駆けだから本命でつまらないな。わしは大穴志向だから四国ラインじゃ。 


 ところでレースが終わるとたいてい客席から野次が飛びますが、これはヒップホップでいう「Disる」みたいなものです。大勢の目の前で自分のDisスキルを披露できる機会はそうあるものではありません。このあたりもアピールして、彼らにも競輪ゲットーに足を運んでもらいたいものです。