香川県S級選手に伝わる最終奥義の前に岡部敗れる



 というわけで元旦以来の(参照)本場参戦してきましたよ。雨の残るコンディションで重そうなバンク。捲りが全然伸びてませんでした。


 そういうコンディションだったので、決勝戦は岡部蹴飛ばしに決定。先行は昨日加倉に残してもらった八谷でしょう→3番手はコダシンが意地でも獲る→加倉が岡部をブロック→コダシン伝家の宝刀を抜く→→コダシンから手広く。…という論理展開となりました。



 加倉のブロックで岡部は多分それほどは止まってなかったでしょう。初日に見せたような、一休みして山おろしの直線勝負狙い。ところが、コダシンが加倉をインから弾いたために岡部はそのあおりを受けて今度こそ終了。これこそ児玉広志・香川雄介から伝わる香川県S級の最終奥義「仕事中内突」(全部漢字にしたら迫力出るかと思ったんですけどそうでもないですね)です。コダシンはそのまま抜け出し、諸橋・加倉との伸び比べを制して地元優勝。地元の意地が、岡部-諸橋190円に突っ込まれた全国の電投マネーを溶かしてしまいました。ほんますいません。


 レース後、せっかく観音寺くんだりまで来てくれた岡部に観音寺のスタンドは「もう来るな」の大合唱。ほんますんません。また来てください。競輪場があれば。



 隙間風が吹きすさぶ観音寺一般席の唯一にして最大の投票所「第一投票所」の暖房設備はこれ↑がいくつかあるだけです。発売中はこの周りにじいさんのコロニーが出来ます。観音寺の春は何もない春です。