政府、公営競技の納付制度を来年度から見直し

地方自治体が手掛ける公営競技の収益が悪化しているのを受け、政府は来年度から公営競技の収入の一定割合を公営企業金融公庫に納付する制度を見直す。自治体の資金運営の安定化や、事務手続きの簡素化につなげる狙いだ。

 公営競技は競馬、競輪、競艇オートレースの4つ。都道府県と市町村が実施している。2006年度の収益は641億円の赤字だった。

 短い記事なので全文引用しますよ。それにしても具体的にどういうファクトがあるのかが分かりにくい記事ですねえ。公営企業金融公庫については2年以上前から見直し論がありまして(参照)、昨年5月に地方公営企業等金融機構法が成立、今年の10月より公営企業金融公庫地方公共団体が共同出資して設立する地方公営企業等金融機構に移行することになっています。ただ、資料(参照PDF)を見ていますと、公営ばくちの上がりから構成される公営企業健全化基金は全額承継されることとなっています。今後、売り上げから基金に繰り入れられる比率を引き下げるということでしょうか。

 ところでこの赤字641億って多すぎませんか?赤字施行者の赤字のみを単純に足していったらこれくらいの額になるのかもしれませんけど。