高松記念玉藻杯争覇戦決勝戦

 今開催は地元エース香川雄介を中心に、小松島記念と連荘の割には活きのいい四国の若手自力をたくさん用意していたのですが、結局中四国勢は全滅となりました。

 並び

小嶋敬二−濱口高彰−有坂直樹
荒井崇博−牧剛央
矢口啓一郎手島慶介神山雄一郎−根本雄紀

 二車なら荒井が前受け。小嶋が中段。関東の後ろ攻めでしょうか。矢口は今場所捲り追込みばかりなので、こんだけ関東が揃ったレースでは逃げておきたいところです。関東が上昇した打鐘で荒井はどう動くか。突っ張り気味に踏んで単独4,5番手を確保に行くか、小嶋のインで粘って小嶋のカマシ→叩き合いを誘発するか。小嶋は最近株を下げていますが、伝家の宝刀3.71を記念で抜いたここではやはり心理的に威圧感があるし、小嶋がカマシに出ずにホームからの中段捲りになれば荒井は苦しいので、やはりここは矢口を逃がして小嶋に併せまくる算段でしょうか。

 荒井に合わされれば残念ながら今の小嶋は飛ぶでしょう。荒井が捲りきれるかと言えば、これは、根本をどかしての4番手ならいい勝負でしょうが、5番手ならちょっと厳しい。捲れなければ仕方なしの手島=神山、あと出来のいい牧との手島-牧がちょっと面白いかも。捲れれば、手島も神山もそのまま終わる選手ではないですし、遅めの捲りでしょうから捲りスジは思い切って切り、荒井-手島・神山