10月の豊橋競輪を取りやめ

豊橋競輪は19日、バンクの点検、改修のため、予定していた10月1日から3日までの開催を取りやめると発表した。場外発売は予定通り実施する。

 まだ公式サイトでは発表がないようですが、こんなニュースが出ていました。豊橋の10月の開催はこれだけなので10月は開催休止ということになります。山田裕仁さんをはじめとする結構いい面子の開催だったんですけどねえ。

 川崎も5月にスリップ落車が相次いだ後、6月の開催を休んでバンクの点検、改修を行っています(参照)。

 これに関連するかどうかははっきり分かりませんが、みんな大好き「公営競技はどこへ行く」の米欄に興味深い書き込みがありました(このエントリ)。全国の走路を走っているようで、選手の方の書き込みでしょうか。

又このウォークトップは全国で統一されてないのか、非常に滑りやすいものと、そうでないものがあり、競輪場によってまちまちです。

 気になってちょっと調べてみたんですけど、ウォークトップは東亜道路工業株式会社の製品名で、全国すべての競輪場でこのウォークトップが使用されているとのこと(参照)。ということはこのコメントの下でBOD先生がおっしゃっているように、違うのは塗り方なのかもしれませんね。

 その塗り方について。keeirinでウォークトップを検索してみると、H17年の岸和田全日本選抜の展望記事がヒットしました(参照)。

さらに3年前からバンクに滑り止めのウォークトップを手塗りにしたためか、軽い走路のスピードバンクに変わった。

 この記事も推測ですし、走路の重い軽いはウォークトップだけで左右されるものではありませんから一概には言えませんが、ウォークトップを手塗りにすると転がり抵抗が小さくなって軽いバンクになることがあるのでしょうか。転がり抵抗が小さくなると…。

 さらに見つけた記事。京王閣公式の管理人のつぶやきの2007年9月14日付けの記事です(参照)。タイトルはズバリ「スリップ事故が多くなってます」。

最近いろんな競輪場でちょっとした問題になりつつある、『ウォークトップ』の塗り直しです。

 京王閣では、毎年記念開催前のこの時期に実施している年中行事で、ご覧のとおり職人さんが手作業で塗っていきます。(角度のついたコーナーだって手作業です)それも何重にも重ね塗りしていくので、たいへんな重労働です。

 現場サイドでは去年の時点ですでに問題視されていたようですね。そしてここでも手塗り。


 公営競技は(ryのコメント引用に戻ります。

一説によるとアスベストが使用禁止になってから滑りやすくなったと聞いています。

 アスベストが原則使用禁止になったのは2006年9月1日からです。工事の現場ではもちろん8月いっぱいまでアスベストを使っていたということはなく、それ以前からアスベストを使わない製品に代わっていたのでしょう。大量落車厨が騒ぎ出したのはその年の初め頃だったと記憶しています(大量落車WEEKLYの創刊は2月6日)。あれれ?

 安直な犯人探しはたいがい間違いに繋がりますので慎みたいと思います。ウォークトップに関するとりあえずの資料ということで。ネットの資料にしか当っていませんので、何か情報をお持ちの方は是非コメント欄にお願いします。ウォークトップの情報は少なくて、ネットで探すのは苦労しましたよ。

9/20追記

 さらにメモ

バンクにはウォークトップという滑り止めが塗ってあるんだけど、それが老朽化すると氷の上で自転車こぐ様なもの。その滑り止めには、今では禁止されているアスベストが入っていたのよ。それを除去した滑り止めの効力は?なんだよね…
http://blog.livedoor.jp/donadonadonadona/archives/51080947.html

 via.SWEET AIR -Dairy Report-: 豊橋競輪F1が雨による走路状況の悪化により開催打ち切りに。