元プロ競輪選手 鹿町工高自転車競技部で指導

鹿町町の県立鹿町工高(田中正道校長、467人)で、元プロ競輪選手の豊岡弘さん(40)(佐世保市)が、県内唯一の自転車競技部の副顧問として指導にあたっている。2007年4月に同校に着任して創部したばかりだが、豊岡さんは「全国一の実力校に育てる」と意気込んでいる。

 豊岡の引退からもう2年も経つのですか。小倉ナイターでの引退レースで見せたヤケクソ逃げは今でも印象に残っています。

豊岡さんは「野球やサッカーより競技人口が少ない分、日本一になれるチャンスも十分あるし、競輪というプロも目指せる競技。どんどん選手を育ててメジャーな競技にしていきたい」と力強く語った。

 引退してからも競輪や自転車競技の未来をしっかり見据えていらっしゃいます。競輪選手の大量退職時代です。大卒の選手を中心に、豊岡のような第二の人生を目指す人がもっと出れば日本の自転車競技、そして競輪の底上げに役立つこと大でしょう。