市民団体の監査請求を棄却 びわこ競輪場の外部委託

大津市監査委員会は１６日までに、大津びわこ競輪場が随意契約で外部委託した業務をめぐり、市に損害を与えたとして、目片信大津市長や公営競技事務所長らに約２億５０００万円を市に返還させるよう求めた市民団体の監査請求を棄却した。一方で「随意契約を抑制すべきとの要請もある」として、市側に透明性の確保など契約事務の改善への努力を求める意見を付けた。

　こちらの記事(参照)の続報です。確かにトータリゼータシステムの保守管理などは専門性が高い分野ですよね。防府のお茶のようなずさんな例(参照)は一応見当たらなかったということなんでしょうか。

　監査請求した「市民運動ネットワーク滋賀」の池田進代表は「随意契約の問題点を一定認識させた点は、大きな成果」としたが、「すべてが棄却では納得いかない面もある。提訴も視野に対応を考えたい」としている。

　でもまだ争いは続きそうです。大津びわこは赤字競輪場ですので、存続を願う立場の客としては善良な市民の方の活動に期待したい部分もあります。