競輪衰退史におけるルール史観について

 「競輪が衰退したのはルールが悪いためである。そのルールによって引き起こされる落車等事故(あるいはつまらない競走)がファン離れを呼び、競輪の売上げは減少するに至った。」

 そのような立場は散見されますが、今思いついたフレーズでこれを表題のように呼びたいと思います。こういった史観を証明、あるいは反証することは今までできなかったのですが、以前にも紹介しましたように、k-zakkoさんによって有力な反対説が最近発表されました(参照)。以後、ルール史観に立つ論者は、自説を堅持する限りこの反対説に対して反証する必要が発生したと考えますが、相変わらずのん気にせんずりに精を出している人もいるようです。

よって私がUCIルール導入推進派、という背景には、上記の「格闘技競輪路線の失敗」が頭によぎっているから、ともいえそう。加えて、この路線が敷かれて以降、十文字は極度のスランプ状態に陥ってしまったし。

 加えて、いち競輪選手の盛衰までルールのせいにしています。おそるべきはルール史観。十文字が弱くなったのは膝痛のせいと聞いたことがありますけど、本人や関係者ではないので確かではないかもしれません。ルールの変更がなぜ十文字を弱くしたのか、できればルール史観の人に論証してほしいところであります。出来事Aと出来事Bが同じ時期に起こったとして、即因果関係があるなどと考えることのできる人はある意味幸せであるなあとも思います。

 宿題はまだまだありますけど、今日はこの辺で。お寿司パーリィでお腹いっぱいなので頭回らないんですよ。