四国・九州IL、徳島の元主軸小松崎さん競輪選手に

小松崎さんは、リーグが発足した2005年からISの主軸で、07年のシーズンでは主将を務め、08年は打率、安打数、打点などの打撃主要部門でチームトップの奮闘をした。
昨シーズン終了後の10月、最後の望みをかけて日本ハムのプロテストを受けた。最終テストは4打数で2本がフェンス直撃打。盗塁にも成功して最高の出来だった。しかし、ドラフトでは指名されず、ISの寮で世話になった人たちに報告した。「ダメでした。もう上がります」

 アイランドリーグではそれくらいの選手でも現状なかなかNPBには取ってもらえないんですよね。20代前半の選手なら遮二無二野球に打ち込めても、数年でベテランになるこの世界では、結果を出しても上からお呼びが掛からないともう八方ふさがりですよね。そこで競輪という活路があるのは有意義なことだと思います。

 リーグが出来て5年になります。小松崎さんのような立場の選手はどんどん増えてきます。小松崎さんは適正一発合格ですから潜在能力はかなりなものがあるはずです。武田豊樹がスケートからの転身組に活路を開いたように、新たな道を切り開く活躍を期待したいと思います。出来ることなら四国からデビューして欲しかったところですけどね。