千葉記念初日

吉岡、神山、山田の旧三横綱が馬付きで揃い踏みの千葉記念初日。

メインの11Rに登場は神山だが、施行者も客もメインの主役は武田豊樹(茨城88)であるという認識だろう。
日本一のスプリンター金子貴志(愛知75)がうまくスローペースのスプリント戦に持ち込み、武田に合わせてスパートしたにも関わらず、それを捲くり切ってしまう武田。金子が本来カマシタイプであることを割り引いても、強い。マークした神山が差せないのは、これまでのレースで見せた強地脚から、もはや驚くことではないが、加えてこのトップスピードがあればタイトル奪取は時間の問題だと思われる。
武田1人の活躍で競輪の売り上げが上昇に転じると予想するほど楽天家ではないが、この他種目からの転向者が大きく稼ぐことによって、もっと知名度の高いアスリートが競輪に転向してくれれば、世間の目をもっと競輪に・・と思わないでもない。
もっとも、転向を考える者に将来を疑われる競輪界では意味がないわけで、ぎりぎりトリノ五輪まで有効(?)なお話。