ハルウララの映画

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040911-00000512-yom-soci
デビュー100連敗の競輪選手が居たら(実際居ると思うが)・・・ひっそりとクビになるだけである。競輪界もここはひとつ話題作りの為、デビュー1年経っても1勝もできない新人(幸薄そうな名前であればなお良し)を1人わざと点数不足でクビにせず走らせて、それをマスコミに流せばどうか・・・痛々しいだけである。ホームで先行体勢に入ってモガキ始めた瞬間に他ラインのカマシにつかまりズルズル後退、後ろについてくれていた同県の先輩は死に体となった新人をインに押し込んででも、競走の流れに乗り遅れまいと他ラインに切り替えていく。そんなレースの繰り返し。競馬場で馬に野次が飛ぶことはないが、競輪場では容赦のない罵詈雑言が飛ぶ。「今度こそ勝てよ〜」の声は大多数の「帰れ!」「もう辞めてまえ!」にかき消されるだろう。でも下位に手厚い共産主義的賞金体系のために実は年収は500万前後あったりして・・・全然お涙頂戴にもならなければ大衆的な感情移入の余地も無し。寺山修二の昔から、競馬は幻想を発生させる装置だけれど、競輪は良くも悪くも生々しい現実の世界以外のなにものでもない。