観音寺・高松競輪が復興支援レース

http://www.shikoku-np.co.jp/news/locality/200501/20050107000301.htm

とはいっても、万博協賛競輪のような様々な特例があるわけではなく、予定されていた普通のS級シリーズに冠を足しただけの様子。
http://www.keirin.go.jp/land/pages/news/2004khn/khn20041216_02.html


四国新聞の記事には

開催にあたっては、同振興会が有力選手を優先的に派遣。

とあるけれども、最近F1は関東・南関にしか斡旋されない滝沢先生が高松に呼ばれているのが目立つくらい。普通のF1だ。高松・観音寺両方に斡旋されているのはS1では有坂直樹(秋田)と渡部哲男(愛媛)。
http://www.dataplaza.keirininfo.or.jp/contents/kdpkai.Yot1?KCD=72&KST=20050114
http://www.dataplaza.keirininfo.or.jp/contents/kdpkai.Yot1?KCD=71&KST=20050122

衛星放送の競輪専門番組では全レースを中継し、全国からの電話投票を促すことで、車券の売り上げアップにつなげる。

F1なのでスピードチャンネルの中継があるのは不思議なことでもなんでもない。もちろん、広範な場外展開もない。

高松市競輪局は「復興支援と銘打つことで、通常開催の一・二倍程度の売り上げを見込んでいる」としている。

結局、「復興支援」の看板で財布の紐が緩むのに期待するしかない。競輪の社会貢献のPR効果もある。復興支援ならば、日自振は上納金を免除するくらいしてもいいと思うんだけど、しないだろうなあ。


復興競輪といえば今でも語り草なのが96年の西宮復興競輪。地元の若きエース沢田義和を松本整がさっくりと番手捲って優勝した。松本の番手捲りは珍しいことではなかったけれど、ラインの選手が純地元選手を盛り立てることがいつも以上に暗黙の了解となる復興競輪で地元選手を捨て駒にした走りがあまりにも掟破りだったから、多くの客の記憶に残っているんだろう。その西宮ももうないけれども。
高松・観音寺は典型的な田舎競輪なので、決勝戦で地元ラインが出来れば、誘導員を動員してでも地元を勝たせるだろう。なるほど、両方に斡旋されている渡部哲男(愛媛)は地元香川雄介や兒玉慎一郎の引っ張り役としてどうしても必要なわけだ。愛媛も東部はたいがいな台風被害を受けているんだけど・・・。