最後はちゃんと取った

松山記念6、9、11Rをネット投票


6Rは「香川の補充鬼」川島聖隆先生と川上真二郎(新潟)の叩き合いを松山がひと捲りの見立てだったが、川島に突っ張られた川上が根性無く4番手に下げたため松山イン詰まりでアウト。


9R
は昨日書いたとおりの予想。
前受けしたかった石丸だけど、スタート合戦に敗れ、中段にも入れてもらえず後ろ攻め。赤板手前から前に上がったけど、慣れない後ろ攻めのためか、結局イン詰まりでアウト。近畿のだまし逃げが決まって内林の頭。
初周回の位置取りは、かくのごとく勝負に直結する、重要な競走の一部であります。
「レースと関係ないところで・・・」などとぬかす武田豊樹はもうちょっと競輪を勉強してください。力だけでねじ伏せられる期間は短いよ。


11R
昨日の予想から、小倉=浜口 中塚=新藤 渡部-小倉 渡部-浜口を購入。
打鐘前1センターから中段の渡部が上昇して荒井を抑えると佐々木がどかーん。その瞬間、荒井3番手の新藤は佐々木4番手に切り替える。5番手の渡部は2コーナー捲りの荒井に併せてバック過ぎに発進。前段の皆様はこれを素通りさせ、激しい2着争いを尻目に渡部が快勝。


昨日書いた展開の2番で決まりましたが、危うい場面もあった。渡部のイン切りは突っ張られてもおかしくないタイミングだった。あそこで引いた時点で荒井の負け。1年くらい前までの荒井は二段駆けや地元作戦をよく潰していた印象があるんだけど。
しかし、荒井の捲りを完璧に併せた渡部は立派でございました。


こういうレースがあるとヤオだのなんだの言う人もいるだろうけど、時としてそのヤオ(正確には部分的出来レースと言うべき)を読み切って車券を買わないといけないのが競輪客であり、それがまた競輪の魅力であります。


松山記念トータルでは、8R打って3つ的中。しかしそのうち2つは失格によるタナボタ。回収率200%といったところ。


議論を呼んだ判定について正直なところを言うと、「勉強になった」という感じ。人気選手が大きなレースで失格にならないとなかなか注目されることのない問題だけど、選手も客も競技規則についてもっと勉強すべきだと思った。胴元側も、現行規則下での失格事例はだいぶ蓄積されてるんだから、規則の各条項ごとに実際のレースで失格とされた例とセーフになった例を集めて解説を加えたビデオを作成して競輪場で常に流しておくとか、ミラクルCあたりで30分まるまる放映するなどして分かりやすい形で周知すべき。現行ルールは審判にとっては基準は明確だけど、条項の多さのために客にとっては分かりにくいことは確か。客にしっかり周知させることで騒動も防げるし、客の審判の判定に対する目も養われ、判定の公正を担保することにもなる。
そしてその上で規則の問題点を明らかにして、改正すべきところは改正すればいい。そらまあ、競輪にはそんな悠長なことを言ってられる時間はないのかもしれないけどね。