続・失格成金

10、11Rをネット投票。
10Rは後攻めになった市田がイン切って渡部を駆けさせるのかと思いきや、中段にいた渡部を下げさせて一旦中段に収まる。渡部は今日は気持ちよくカマシ先行。石丸がインで粘って新藤と絡んだこともあって、見事な逃げ切り。こういう、ダッシュを活かしたレースが渡部の本領だ。市田は中段に下げていた和田の捲りに併されて不発。


11R
後ろ向いてベタ流しの荒井の4番手をアウト加藤、イン佐々木で併走。ここまでは予想通り。これだけ荒井が流していたら加藤はカマシか番手追い上げしかないわけだけど、わたしのカマシの期待を裏切って池尻を押し込み、競り勝つ。そのまま4角まで荒井を使って楽勝・・・かと思いきや、池尻を押圧した罪により失格。浜口-荒井で確定し、前日に続き残高が増えました。


審判のアナウンスによると、加藤の罪状は、14条第1項(2)の「押圧」に挙げられている

カ 自ら外帯線の内側を前走する選手又は先頭員の内側に差し込むまで一方的に押圧したとき。(差し込みが瞬時のときは除く。)

に当たる。
http://www.keirin.go.jp/land/pages/data/rule/rule.html#14_1
免責条項にも「差し込みが瞬時のとき」にも当たらないことは明白で、この失格は疑問の余地が無い。失格という罰則の重さもこのような行為に対しては相当だと思う。


ルールから離れて加藤の戦術についてコメントすると、あの場面ではとりあえずカマシに行って、荒井に併された時点で池尻に当たりに行くのがよかったのではないでしょうか。全然ペースが上がっていないときにインの選手に強く当たれば、当たりにいった当人も含めて大きく内側に車が動いてしまうのは当然。高速走行中ならそんなことはない。
あと、荒井がベッタベタに流していたように、加藤は逃げないものと相手に読まれてしまっている。後々のことを考えても、カマすべきでありました。西王座決勝で敗れたときに

「中途半端な気持ちで行ってるから全然飛び付けてない。今日は自分に先行する気がなかった時点で負けでした…」

http://www.nikkan-pro.co.jp/special/2005/0219_west/result/final/index.html
と自分で敗因を分析したのをもう忘れたのでしょうか。
あ、ひょっとしたら中途半端な飛び付きを反省してガツンと当たりに行ったのか・・・。
なんにせよ、浜口や山田や山口兄弟はしっかり慎平を説教して欲しいところです。

後で時間が有れば決勝の予想します。