日本選手権→世界選手権

zevon2005-03-24

今日から自転車競技のトラック世界選手権がロスで開幕。日本からは内田慶(栃木)、及川裕奨(岩手)、成田和也(福島)、渡邉一成(福島)の4名の若手が参加しています。この4名は今シーズンのワールドカップを戦ったメンバーでもあります*1
http://www.uci.ch/modello.asp?1stLevelID=II&level1=0&level2=0&idnews=3139


去年と違って今年の世界選手権はオリンピックとは無関係なので、競輪客の関心は薄いかもしれませんが、わたしは自分も自転車に乗ることもあって、自転車競技の観戦も楽しんでいます。とは言っても、競輪とは競技内容も見方も別物。例えるならば、競輪≒プロレス、トラック競技≒総合格闘技といった感じ。もちろん両方楽しい。国際競輪はプロレスのリングにヒョードルやシウバが上がるようなイベントと言えます。それもまたよし。


昨夏アテネで例の3人がチームスプリントで銀メダル以上を確定させたとき、実況のアナウンサーが、
「ニッポンの競輪選手は強かった!」
と叫びましたが、このセリフを聞いて、桜庭和志が何年か前にアルティメット大会で優勝したときに言った
「プロレスラーは本当は強いんです」
を思い出しました。
桜庭は当時まだUWF系のいち若手といった地位でしたが、これを機にブレイクしました。今世界で戦っている4人の若手も競輪ではまだまだS級中堅どころといったところですが、世界選手権でどかーんと大穴開けてもらいたいものです。よく、競輪と自転車競技の両立は難しいという話を聞きますが、本当に強い選手は長期的にみるとその双方からよいフィードバックを得ています。長塚智広井上昌己は故障したこともあって五輪後若干低迷しましたが、伏見俊昭は出足の鋭さを増したような印象があります。


アテネ五輪のチームスプリント銀メダルが競輪の売上げになんら貢献できなかった以上、2008年の北京五輪ではケイリンで金メダルを獲るしかありません。もっともケイリンも競輪も3年後に存在しているかどうか微以下自粛。

*1:WCロス大会だけ渡邉一成に代わって榊枝輝文が出場したけど、全く役に立たず