しっかりマーク屋さん


西武園記念11R決勝


坂上前受け、以下武田ライン、瀬戸内、九州で周回。
赤板三宅が上昇して打鐘前に先頭に立つと坂上は3番手のインで粘る。引いていた武田が巻き返すと吉岡は4番手を取りに動き、三宅は引いて6番手。打鐘2センター、後方の坂上が一気にスパートして武田番手に追い上げ、坂上番手の山口弟は切れて4番手に収まる。兵頭VS坂上は兵藤が勝ち、吉岡の2コーナー捲りも3番手まで。兵藤は競りで脚を使ったからか無理に差しに行かず、武田の逃げ切り。


車券は昨日の予想から武田-兵藤を抜いて買いました。あれ全部買うのは節操ないし、思ったより人気が割れなかったから。


吉岡は、坂上に切れた山口がホームで下がってきたのでバック踏まされたのが痛かった。山口が坂上にちゃんとついてって一緒に外泳いでくれてたら捲れてたんだろうけど。
兵藤は競られた時点で抜くのを諦めたか。吉岡に対する牽制にしても直線の追込みにしても、イン突かれるのだけを警戒した走り方。若いけど冷静なのね。おかげで、武田-兵藤に入れるはずだった銭を追加して突っ込んだ武田-飯尾が紙屑というかcache屑に。


兵藤一也もかなり早い時期に先行→自在→追込みとチェンジした選手。自在にチェンジした頃は番手勝負基本で暴れたけど、追込みに変わったら状況判断がしっかりできるよいマーク屋になりました。この辺は小倉竜二の軌跡を思い出させます。今やマーク屋の鑑というべき小倉が一躍注目を浴びたのは98年の観音寺ふるさとダービーですが、このときの準決勝で武市和人-菊池仁志の三番手から3コーナー裏切り捲った小倉が、こんなよいマーク屋になってタイトルまで獲るとは思わなんだ。


兵藤も武田とセットしてもらうことが増えたし、今後も武田を差したり残したりしつつタイトルの一つも獲ってしまうのかも。
でも、若いんだから、差せないと分かっていても貪欲に4角メイチ踏み込んで飯尾の進路を空けて欲しかったところです。



今節のまとめ

  • 兵藤一也は律儀な良いマーク屋になりました。
  • 堤洋は忘れた頃に逃がされます。
  • 吉田敏洋と山田裕仁のセットはもういいです。
  • 兵頭一也でググったら10件ヒットしました。