時効4日前に"御用" 逃走中の罰金未納者


下野新聞より。
 

「逃げ得は許さない」−。道交法違反の罰金刑が三年前に確定しながら逃走を続け、時効を四日後に控えた県南の男性会社員(58)を宇都宮地検足利支部の事務官らが今月中旬、東京で発見。執念の追跡の末に収監した。

 会社員は二〇〇二年四月二十日に罰金刑が確定したが、再三の督促にも全く応じなかった。同支部は悪質な罰金未納者として所在の確認に努めたが、行方が分からなかったという。

 会社員は無類の競輪好き。このため同支部が昨年から東京近郊の競輪場などで聞き込みを続けた結果、四月中旬に都内の会社に勤務していたことが判明。時効四日前の同十六日朝、都内の工事現場に現れた会社員に収監状を執行、黒羽刑務所足利拘置支所に留置した。

(強調は引用者)


タイヤ差で差されてしまったのですね・・・という競輪親父ギャグはお約束なので言っておきますが。


 1月にも、京王閣で現金輸送車乗り逃げ犯が捕まったという話がありました。その雰囲気や客層から、わたしは競輪場についついアジール幻想を見てしまうんですが、そう甘くはないですよね。仮にも法治国家の公営施設ですから当然幻想にすぎないんですけど。よく、「岸和田で犯罪起こして逃げている人も、だんじり祭には帰ってくる」と言われますが、だんじり前後の岸和田競輪場は警察にとって検挙率アップのチャンスかも・・・。
 

 京王閣で捕まった方はもう判決が出ていて、5年間競輪が打てなくなったそうです。さっくり判決が出たということは争うつもりも無く、たぶん控訴もしていないのでしょう。シャバに出る頃に競輪まだあるかな?
 

 競輪客の皆様、競輪場で聞き込み捜査が行われていても決して協力してはいけません。捜査の対象が財産犯(保険金殺人等も同様)であれば、捜査に協力すれば大口車券購入者を失うこととなり、売上げが落ちて競輪の存亡に関わります。あと、容疑者兼競輪客の皆様は、逃げ切れないと観念したら、稼ぎを全部競輪に突っ込んでからパチンコ屋か競艇場で捕まってください。