改修工事、情報通り落札−−オンブズマン、監査請求へ /大分

別府市は27日、別府競輪場改修工事の指名競争入札を行い、事前の談合情報通りの共同企業体が12億4000万円(予定価格12億5800万円)で落札した。落札率は98・50%。おおいた市民オンブズマンの永井敬三事務局長は「談合が疑われる極めて高い数字だ」と指摘し、住民監査請求をする方針。

 指名5企業体のうち4企業体は予定価格の99%台で入札。「落札する」と名指しの談合情報が寄せられた企業体だけが98%台で入札した。市は「談合はなかった」としており、6月市議会で工事契約の承認を求める。

 また、市は同日、オンブズマンの質問に対する回答書を出した。その中で、指名入札にした理由を「競輪の日程が既に決まっており、工期も契約手続きも限られていた」とした。永井事務局長は「一般入札がそんなに時間がかかるとは思えない」と反論。さらに「なぜ指名が5企業体だけなのか。情報公開請求し、この点も明らかにしたい」と話した。


 別府の改装は基金を取り崩して行うそうです。ということは、厳密には市民の血税をムダ使いなどというお約束なお話ではなく、元々は「善良なる市民の敵」「階級的腐敗分子」競輪客の銭なので、そうガミガミ言いなさんなと言いたいところではあります。しかし、事前にオンブズマン側から「談合情報がある」との申し入れがあったにも関わらず入札を行った(参照)こともあり、オンブズマンは精力的にこの問題に取り組んじゃうでしょう。政治問題化すれば特別競輪誘致どころの話ではなくなるかも。


 別府といえば、サテライト日田関連のいざこざもありました(参照)。なにかと大変です。