大ギアダッシュ型の研究(上)


 三ツ石康洋(徳島86)が小松島記念で、カマシを打って山田裕仁に捲らせず、村上の逃げを二回も捲る大活躍。去年の今頃は主に3.69のギアでA級戦を戦っていました。その頃は、たまに逃げると直線垂れる捲り屋さん。S級に上がってからのここ最近の躍進は、3.92という大ギアのおかげとも言えそうです。


 三ツ石は、捲りを武器にS級昇級を決めたことでも分かるようにダッシュ型です。航続距離はたいしたことありません。このようにしてS級に上がってきたダッシュ型はS級でどのように戦うか、いくつか選択肢があります。


1.そのままダッシュを活かした捲りで勝負
→天才的なダッシュでも持っていない限りたいていうまく行きません。
 早々に追込みを志向するケースも。


2.積極的に先行して航続距離を伸ばす。
→これが最も一般的なパターンでしょうか。山口貴弘(栃木)なんかが成功例。
 S級昇格したてではありませんが、金子貴志(愛知)なんかもそうです。
 先行が通用しなければA級に落ちるか結局捲り/追込みを志向します。


3.手っ取り早く航続距離を伸ばす手段を講じる。
→大ギアを履く

 
 三ツ石はこの3です。大ギアを履くと、トップスピードの持続性が増しますから航続距離は伸びます。


 内容無いですが、続きます。