経産省裏金 官房企画室廃止へ

経済産業省は二十六日、大臣官房企画室が財団法人「産業研究所」から預かった研究事業費の残余金をプールし事実上の裏金にしてきた問題を受け、企画室を廃止する方針を固めた。資金供給源となった同研究所は、解散も視野に抜本的見直しを行う方向で調整する。現在実施している外部調査委員会の結果を踏まえ、最終的に決定する。 


 大臣官房企画室って、こんなに簡単に無くしちゃっていいものなんですね。経済産業省やその関連団体には、いらない組織がいっぱいありそうです。


 ところで、週刊ダイヤモンド7/30日号の記事によりますと*1、裏金の原資たる交付金の配分の決定権は日自振ではなくて実際は経産省製造産業局にあるんだそうです。製造産業局の次長は競輪マネーのばら撒き権をもつことで絶大な影響力があり、そのポストは省内の派閥抗争の焦点にもなっていたとか。この辺りにまでメスを入れないと、交付金問題の抜本的解決にはなりそうにありません。伏魔殿ですなあ。


 しかし、ということは、日自振の仕事は官僚の決めた資金配分をその通りに実行するだけだったのですね。下重暁子新会長にはこの仕組みをなんとかしてもらいたいものですが・・・。

*1:有森くん、毎度ありがとう