スポーツくじ 対策の切り札〜プロ野球賭博事件 揺れる台湾

プロ野球の賭博事件で揺れる台湾で、「スポーツ宝くじ」を導入し賭博防止をはかる構想が浮上している。台湾紙・自由時報によると台湾財政部(財務省に相当)は二十八日に、一カ月以内に新宝くじ発行の条例案をまとめることを決めた。早ければ来年中にも年間五十億元(約百七十五億円)規模のスポーツ宝くじが登場するという。

 台湾には、数字の組み合わせを当てる「公益彩券」(宝くじ)が数種類あり年間売り上げは千億元(約三千五百億円)近く、高い人気を誇る。しかし、この宝くじ以外、競馬、競輪などの公営ギャンブルがないため、プロ野球、総統選挙などを利用した「ヤミ賭博」を増長させてきた。


 そこで競輪ですよ。競輪は競馬や競艇より少ないコストで導入できますし、なにより人生アウトになるくらい楽しいです。日本でも戦後間もない頃、競輪の大人気により非合法賭博に打撃を与えることに成功した例があります。

自由時報によると、スポーツ宝くじはスポーツ振興と同時に、暴力団の資金源になっているヤミ賭博を根絶するのが狙いだ。暴力団八百長などで介入できないように、当初は米国のプロバスケットボールやオリンピックなどを対象にした宝くじを発行し、売り上げは二〇〇九年に台湾・高雄市で開かれる非五輪種目競技(ワールドゲームズ)の会場整備資金などに当てる計画という。


 台湾の野球賭博八百長がものすごいそうなので、競輪やっても同じように八百長だらけになるんでしょうね。日本の競輪でも過去に八百長で追放された選手が何人かいると聞きますが、まだ日本はマシなほうなのかも知れません。しかし、同じレースで複数の組織がそれぞれ違う八百長を仕掛けたりすると、なんだか楽しそうです。