地方公営ギャンブル、競艇8%減で宝くじ首位に

競輪・競馬など地方自治体が運営する5つの収益事業(公営ギャンブル)の2004年度売上高(速報)が出そろった。最も多かったのは宝くじの1兆700億円で、首位を続けてきた競艇を初めて逆転した。宝くじは「ナンバーズ」などの定着でファン層を拡大、4年連続で1兆円を超すなど人気が安定している。しかし4競技は事業規模の縮小に歯止めがかからず10年でほぼ半減、存廃の岐路に立っている。


 テラ銭を一番多く取られる博打が一番人気とはこれいかに。当たればでかい博打ではありますが。そういう傾向が、他の公営博打を三連単に走らせているのでしょう。しかし三競オートの凋落傾向は止まらず・・・。


 ところで、アメリカの博打といえばラスベガスに象徴されるカジノを連想される方が多いと思います。しかし、カジノはあくまで観光客向けでありまして、一番規模が大きいのは各州が発売するロトくじです。そして、アメリカでロトくじを熱心に買うのは低所得・低学歴層と言われ、さらに、ドツボにハマる者が多く出て社会問題化してさえいます。宝くじは「貧者の税金」と呼ばれることもあります。一攫千金を狙うしかない貧困層からお上が銭を巻き上げるからです。


 規制緩和による貧富の差の拡大、福祉切捨て等、アメリカ化が進行する昨今の我が国です。じきに、宝くじなんて買っていたら「貧乏人」「馬鹿」と後ろ指を差される時代が来ることでしょう。そうなるまえに宝くじ客の皆さんは競輪に乗り換えることを強くお勧めします。


 ・・・真面目な話をすると、公営博打よりパチンコに銭を巻き上げられている人のほうが圧倒的に多いのですが。