オールスター競輪決勝戦


 今回のポイント制オールスター、批判の声のほうが大きく、売上げも芳しくないようですが、個人的にはそれなりに面白かったと思います。そりゃ、予選2の後に加藤慎平がコメントしていたように、ラインで走る選手としてはあれこれ考えることが多くて大変だったでしょうが、客も同様にあれこれ考えるわけで、客の場合、このあれこれ考えるのが楽しいわけですから。残高が35枚しかない、レースを選ばなければいけない状況で、ダラダラ打って残り12枚にまで減らしたことがそれを物語っています。


 準決勝は打ちませんでした。決勝戦北日本の並びが地乗り待ちということですが、佐藤が前でも坂本が前でもやることは同じなのではないでしょうか。ということならば、本職の佐藤が前と見ます。


 逃げイチ金子の後ろは神山も隙有らば狙っていることでしょう。吉岡はそれらを眺めながらの捲り一発。グランドスラムがかかるここで後ろにハイエナを連れてカマシはない。


 好き勝手に仕掛けられる金子の頭勝負なのですが、ヒモをどうしましょう。松岡は多分居なくなるでしょう。・・・ペースが上がり切る前に居なくなられてはちょっと困りますが。マエタクも揉まれ弱いだけに巻き添え食らって居なくなる気がします。神山が番手を獲り切った場合、神山の番手戦は、番手から出られる足があった頃はともかく、それもない今となっては無駄な動きが多いだけで決勝では狙いにくい。ならば佐藤ですが、佐藤が競りで脚を使った場合は有坂も同格。あと、金子の番手が切れ気味になった場合は後方から捲り上げてくる吉岡。吉岡の捲りが佐藤なり神山なり松岡なりに止められた場合、中割ってくる小野も必要です。


 以上より
 金子-佐藤・有坂・吉岡・小野