16年度高知競輪赤字9・2億円 累積73億円に

 高知市が20日までにまとめた高知競輪の平成16年度決算は、本場の車券売り上げが大幅に落ち込み、単年度収支が9億2052万円の赤字となった。新場建設の特殊要因があった10、11年度を除けば過去最大の赤字額で、単年度赤字も9年度から8年連続。このため16年度末の累積赤字は73億1791万円に達し、開催収支(起債償還分除く)の累積赤字も17億3388万円に膨れ上がった。17年度の運営結果次第では、高知競馬と同じく存廃の判断を迫られる極めて厳しい局面を迎えた。

 市公営事業事務所によると、16年度の車券売上額は134億8596万円で、年度当初の見込みを約22億円下回った。特に記念競輪を除いた本場での普通開催分の売り上げが、前年度比で約14億円減の36億円余りにとどまったことが大きく響き、本場の有料入場者数も約12万5000人で前年度から約2万6000人減った。

 
 専用場外を2つ擁し、本場でもそれなりに場外売ってこの赤字はいかんともしがたいですね。高知競馬も場外を積極的に発売しているため、高知市内で両場が客を食い合っている状況なのでしょう。経済規模を考えると、どちらかを潰さないと仕方がないのかもしれません。