混沌と猥雑


 昨日は月1開催の「四国ラ・マヒストラル音楽塾」がありました。今月は70年代日本のロック特集ということで、わたしも頭脳警察裸のラリーズ遠藤賢司泉谷しげる友川かずき三上寛、浅川マキ、カルメンマキなどの音源を提供しました。他に講座で流れたのは村八分灰野敬二、非常階段、マジカル・パワー・マコ岡林信康よしだたくろうといったあたり。

 今回は参加者の高校生比率が多かったので、逆に新鮮に感じたのではないかなと思ったのですが、話を聞くと、友人に頭脳警察やらラリーズを熱心に聴いているのがいる子なんかもいて、最近の田舎の意識的に音楽を聴く10代の子はレゲエかヒップホップばっかりというイメージがあったのですが、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなと思いました。


 こういう70年代の日本のロックや、また歌謡曲なんかもそうですが、実に古き良き(悪しき)時代の空気がいたします。競輪場もそうです。こういう音楽を21世紀の今になって聴く若者は、競輪場の、下重暁子会長が言う混沌として猥雑な雰囲気を気に入ってくれるのではないでしょうか。