小倉競輪委託料3年分・44億円を北九州市が予算計上

北九州市は、赤字経営が続く小倉競輪の運営を2006年度から民間委託するため、08年度まで3年間の委託料計44億3100万円を債務負担行為として、今年度の競輪・競艇特別会計補正予算案に計上した。民間委託に伴い雇用が打ち切られる370人の臨時職員は「雇用継続を求めて市と交渉中なのに、見切り発車だ」と反発している。

 市事業部によると、車券の発売・払い戻し、警備、清掃の人件費などは、市が支出。04年度の支出は約20億4100万円で、競輪事業全体の赤字は約5億6400万円だった。このため、業務を民間委託して、赤字分の人件費を削減できれば、収支バランスが取れるとしている。

 今後、業者を公募し、具体的な運営方法や契約金などを提案してもらう方針だが、競輪場「北九州メディアドーム」の建設費返済(約184億円)はほとんど期待できない状況。

 臨時職員280人が所属する市職員労組の永野忠幸副委員長は「団体交渉の最中に一方的に民間委託を進める市のやり方は納得できない」としている。


小倉競輪の民間委託の方針が発表されてだいぶ経ちますが、まだ業者は決まっていないんですね。とりあえず方針を規制事実化してということでしょう。


 すでに民間委託している場は結局自転車競技会に委託しているケースばかりですが、小倉もそうなるんでしょうか。