競輪事業「開催市の判断尊重」相次ぐ撤退表明で知事

 西武園競輪場、大宮競輪場所沢市さいたま市などが開催する競輪事業について上田知事は二十八日の定例会見で、開催市から相次いでいる「撤退表明」に関し、「後始末を真摯(しんし)に行うという条件を前提に、各市が損得勘定し、撤退を決めれば尊重せざるを得ない」との考えを示した。

 競輪事業の収支赤字を理由に秩父市が今年を最後に事業撤退を表明、熊谷市さいたま市なども撤退を視野に内部検討を続けている中で、知事発言は開催市の動向に影響を与えるのは必至とみられる。 


 ヒラ開催の構造的赤字が続く限り、借り上げ施行者はしんどいです。埼玉県知事もだいぶ折れてきました。

二十八日は早朝に、所管大臣の二階俊博経済産業大臣と面談し、改革を要請した。


 中川昭一前大臣に要請したとたんに内閣改造されちゃいましたもんね。


 あと、競輪施行者は公営企業金融公庫にも売り上げの1.2%を納めていますが、政府系金融機関改革の一環として公営企業金融公庫は廃止の方針だそうです。ということはこの1.2%は納めなくてよくなるのでしょうか?もしそうならこれは赤字施行者にとっては朗報です。