大宮競輪の継続困難に さいたま市競輪検討委

昨年度末の累積赤字が一億六千二百万円と厳しい事業運営が続く、さいたま市の大宮競輪主催レースの在り方を検討する五回目の「市競輪事業検討委員会」(委員長・大森弥東大名誉教授)が二十九日、市内で開かれ、今後の収支見通しなどを検討。

 その結果、相川宗一市長に十二月二十日提出する最終提言書には、「撤退」という表現こそ避けながらも、「八月の中間提言書で提案した経営改善策は実現困難になった。市として適切な対応を求める」などの文言を盛り込み、えん曲な表現で市に撤退を促すことになった。

 大宮競輪は年十二回開催。県が七回、さいたま市が三回、熊谷市川口市が一回ずつ主催してきた。熊谷市は九月議会で撤退を表明した。


 ヒラ開催の構造的赤字が続(ry

さいたま市が今年二回開催した収支見込みも開催収支で七千九百万円、開催外収支を入れても二千六百万円の赤字になる見通し。十二月下旬の第三回開催で八億五千万円以上の売り上げがないと赤字はさらに拡大するという。ただし来年度の開催は計画している。


F2二節で八億五千万はしんどいですね。借り上げ施行者問題に関しては、全撤退で仕方ないと思っています。その分通常施行者の負担は増えますが、交付金改革が実現すれば、都市部の競輪場はやり方次第で赤字にはならないでしょ。