県営競輪:初の累積赤字、撤退に含み /群馬

前橋競輪で県が主催する県営競輪の04年度収支は、車券売り上げの大幅な落ち込みなどで単年度収支が9400万円の赤字となり、繰越金を含めても2500万円の赤字が発生、初めて累積赤字に転落した。県議会一般質問で12日、池田秀広産業経済担当理事が答えた。池田理事は「今年度の数字も見極めながらいろいろ検討し、考えなければいけない」と撤退に含みを持たせた。

 県工業振興課によると、県営競輪は年2回・計12日間の開催で55年開始。売上高はピークだった92年度には65億7000万円を計上したが、04年度は3分の1以下の18億1000万円まで激減。入場者数も93年度の14万7000人から、04年度は約4割減の8万8000人に減少した。また1人当たり車券購入額は2万円で92年度(4万4000円)の半額以下。池田理事は「入場者減と同時に、1人当たり車券購入額の低下が大きい。景気低迷とレジャーの多様化がある」と説明した。

 累積赤字額の2500万円は05年度収益で補われるが、今年度の売り上げも6日間の開催を終えた段階で前年同期比10%減と厳しい見通し。前橋競輪からは既に太田市が撤退、館林市など県内6市の組合も開催をやめている。


前橋県営競輪はF2が3節、F1が1節みたいです。それで売り上げが1日平均1億5000万あるのならすごいじゃないかと高松・観音寺ホームのわたしなどは思うのですが(観音寺の10倍ありますもん)、赤字なんですね。借り上げ施行者はどこも限界のようです。

 
 借り上げ施行者問題といえば埼玉県。今日もこんなニュースが有りました。↓


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