2005-12-17 今週読んだ本 読書 二十世紀 日本の戦争 (文春新書)作者: 阿川弘之,中西輝政,福田和也,猪瀬直樹,秦郁彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/07/19メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る 日露戦〜湾岸戦まで、日本が20世紀に関わった戦争についての対談集。世代的、専攻的に違う面子の対談で、メリハリがあって面白い。分量的にも保阪正康の本(ISBN:4166601121)の副読本としてよいのではないでしょうか。しかし、最後の湾岸戦争編で今までの議論をすっとばして国民道徳を語り出したのには笑いました。 S級2班 悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷 (岩波新書 新赤版 (982))作者: 森達也出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/11/18メディア: 新書購入: 2人 クリック: 48回この商品を含むブログ (107件) を見る グレート東郷を知ったのは『空手バカ一代』でだったかマサ斎藤自伝でだったか。誰に聞いても全然良い評判を聞かないグレート東郷の人生を、ナショナリズムを裏テーマにしつつ森はいつものごとく優しい視線で紐解いて行きます。この優しい視線で滅び行く競輪のことも書いてくれないものか。競輪には森達也が好きそうなネタがいっぱいあると思うんですけど。スポーツかギャンブルか割り切れないところとか。 S級2班