2年連続の赤字−観音寺競輪

観音寺市の二〇〇五年度競輪事業収支が二年連続で単年度赤字となったことが五日、分かった。赤字額は五億六千万円。繰越金千八百万円と一億円の基金すべてを取り崩しても累積収支で赤字となり、今年度の競輪事業特別事業会計予算から競輪事業開設当初(一九五〇年)を除き初めて四億四千万円を繰り上げて充当した。

 
 高松競輪は一般会計への繰り出しを再開(参照)、丸亀競艇も1年で黒字転換(参照)と明るいニュースが続いていた香川県の公営ばくち業界ですが、観音寺はその流れに乗れなかったようです。

〇五年度事業収支は、売り上げが当初見込みを21・5%下回る九十七億二千万円。新聞広告の縮小や無料送迎バスの一部路線の廃止などで経営改善に努めてきたものの、賞金への支出が前年度に比べ大幅に増えたことから、二年連続の単年度赤字となり、赤字分を今年度予算から補てんした。


 西王座戦開催のおかげで賞金が3号基準でしたからねえ。記事にはありませんが、昨年度の観音寺記念の売上げは全場中最低の約58億円でした。近畿が場外売ってくれなかったですからね。普段の売上げが同じくらいの防府が記念を80億以上売っており、今の(特に田舎の)競輪場運営は場外をいかに展開するかにかかっているといっても過言ではありません。なんかいびつな感じですけどね。