オランダ人を惑わし、ドイツ人を夢中にさせる競輪


 準決勝戦は初日同様の展開になりながらも、一旦外併走で休んでから冷静に捲り追込みを決めたテオ・ボスでしたが、今日の決勝戦は思いも寄らぬ結果となりました。


 前を取ったボスは打鐘前1センターで誘導との車間を切り、後ろが上昇してくるとじわじわと下げます。後方まで下げて巻き返すのかと思われた打鐘過ぎ、3ライン併走の真ん中からダッシュ良く踏み出し…誘導員の後輪目掛けて突撃してしまいました。あえなく落車した上に誘導妨害の罪で失格。怪我が無ければいいんですけど。あ、それとは関係なくゴール前で落ちた沢田も。


 今日の対戦メンバーは煮え湯を飲まされた初日特選の主要メンバーが揃っていましたから、さすがの世界王者も警戒したんでしょうね。慣れない雨走路でもありましたし。それで、スプリント戦に持ち込んだ上で先手を取るという自分に有利な展開を作ろうとしたけれども焦っちゃったと。初日の敗戦がそれだけ堪えていたのかもしれません。


 ボスは散々でしたけど、国際競輪第一戦は終わってみれば外国勢が松山以外の2場所を制しました。昨年、外国勢の優勝は4回でしたけど、もうすでにその半分優勝しています。寛仁親王牌サマーナイトフェスティバルというビッグレースの合間に行われる今年の国際競輪は日本勢のメンバーが若干手薄ですし、今後さらに伸びるかも。

 
 
 ちょっと前に見かけたベルリンの競輪カフェ(参照)ですけど、たまたまその店のウェブサイトを発見しました。↓


Keirin Cycle Culture Cafe


 シチュエーション的には、かのJAZZ KEIRINを上回る衝撃です。デザインやコンテンツの全てからこのベルリンっ子たちの競輪に対する愛が伝わってきます。日本旅行記もありまして、競輪場だけでなく競輪学校やフレームビルダーやパーツメーカーまで訪問しています。ひょっとしたら日本の競輪関係者とコネクションがあるのかな?ドイツに行くことがあれば*1是非訪ねてみたいなあ。土産に外れ車券でも持って。

 
 

*1:実は30にもなって海外行ったことないんですけど