『待ち遠しい初賞金』 競輪・木暮安由選手 (22) 

「三回目の受験は実技では合格していたと思う。足の回転は速かったけど、頭の回転が追いついていなかった」と振り返り、「不合格だったときはやめようと思ったが、自分にはこれしかない。考えても仕方ないから自転車に乗って忘れた」と白い歯を見せる。


 学科不合格を告白するのは実に珍しいケースです。学科試験にまつわる話は噂レベルでいっぱいありましたけどね、69期のタイトルホルダーとか88期のタイトルホルダーとか。92期はまだ学科試験が残ってましたよね。きっと頭の方も回転練習をしっかりしたのでしょう。回り道した分はとっとと回収して、頭の回転数に苦労したタイトルホルダーの先輩たちに続いていただきたいと思います。


 こどもの日ということで男の子の将来の夢一位は野球選手とかそういうニュースがありましたけど、いつか一瞬でも、競輪選手が子供の夢として人気を集めるような日が来るといいなあ。