チャレンジ再び 引退と向き合う(6) 平均44歳、選択の幅狭く


 競輪選手の厳しい再就職事情に取材した特集記事です。特別競輪前なのに辛気臭いことです。

競輪は、プロスポーツの中でも選手の再就職が最も難しい部類に入る。引退の平均年齢が44歳と高く、企業に就職する選択の幅が狭いからだ。

 日本競輪選手会が今春、昨年と一昨年の引退選手を対象に実施したアンケートでは、正社員として就職したのは27%だけ。派遣やパートが23%。自営が22%。「仕事をしていない」という回答が15%あった。

 退職金制度はある。選手を20年勤めれば、約2200万円。年金も、引退時に45歳以上か選手在籍年数15年以上なら、120万円ずつが15年間支給される。


 ふーん。メモメモ。就職したと言ってもこの記事の人みたいに競輪場の警備とか、あるいは競技会とかサテライトとか関連団体が多いんでしょうね。大卒で教職でも取っていれば先に引退した豊岡弘のように学校の先生にでもなれるんでしょうけど。退職金はこんなもんでしょうか。最近額が減って駆け込み引退が相次いだんでしたっけ?

競輪選手会は03年からキャリアサポートに着手。自営のノウハウを伝える起業塾を開き、就職情報誌も発行している。「年間1億円稼げるのは5、6人。引退後のケアがないと魅力のない業界と見られて優秀な若手が入ってこず、競輪界が衰退を招きかねない」と漆畑文雄参与は話す。


 そういえば選手会の関連企業であるJPAGのサイトに起業に関するコンテンツがあったなあと思い出してサイトに行ってみたんですけど、以前の様子(参照)は跡形もなくなって、独自コンテンツのない完全アフィリエイトサイトになってました。収益事業の一環としてこれをやっているのか、ドメインを売っちゃったのかは知りませんけど。そういえば以前は選手会のサイトからリンクを張られていたのに今はないですね。
http://www.jpag.net/
↑ページタイトルにSEOを考えた跡がありますが、悲しいかなページランクは0…。


 引用部分の後段については違和感がありますね。選手の福利厚生を扱う選手会の偉い人としてはこういう答えになるんでしょうけど、優秀な若手が求めるのはドカンと高収入ではないでしょうか。競輪学校受験生にアンケートでもしてみればよいと思われます。