競輪用自転車、ヤフオクに 公道での走行は想定外

前輪部で破損事故が相次ぎ、レースでの使用を禁じられた競輪用自転車が、インターネットオークションに相次いで出品されている。事故車両は多くの競輪選手が使用していたトップブランド品で、選手らが手放した中古品が出回っているとみられる。

 予想されたことですが、競輪で使用不能となったビバロフレームがヤフオクにどんどこ流れているとのこと。以前からヤフオクはピストブームを支える中古ピストの重要な取引市場でしたからね。


 ヤフオク自転車カテゴリでの「ビバロ」の検索結果(参照)。これが全てではないのでしょうが、このエントリを書いた時点で10点ほど引っかかりました。いくつか見てみましたけど、事故が原因でNJS規格から外されたことを書いている出品はありませんね。そらそうか。


 ところで日本のピスト乗り(とその予備軍)にとってNJS規格であるということはなんらかの意味があるんでしょうか。いやね、Flickerで外人さんが日本製ピストの写真を公開しているのを見ると、たいてい"keirin"といっしょに"njs"というタグを付けているんですよ。向こうではNJSがエキゾチックな記号になっているのかなという気がします。


 それとは別に安全性の問題ももちろんあります。

クサカの日下周一代表は「一般道での乗車は避けてほしい」と呼びかけており、製造5年以内なら無償でフォーク部分の付け替えに応じている。

 とのことですので、乗るならその辺を理解して乗りましょう。アクロバティックな乗り方で遊ぶのも流行っているようですけど、そういうことしたい人はフォークを付け替えてもらったほうがよいですよ。そうじゃない人ももちろんですけど。魂を磨くとかなんとか言って乗ってたらフォークがいきなり外れて路面で顔面を磨かれちゃうかもしれませんよ。