競輪グランプリ07

 いろんなものを端折って検討に入りますが、展開を左右するのは小嶋でもなく佐藤でもなくやはり山崎だと思うのです。3車ラインゆえに攻め幅が多いですからね。ではここで山崎が逃げた去年のグランプリのレースを観てみましょう。

 前受けの吉岡が引き、山崎は早くから抑え先行体勢に入っていますが、掛かり切る前に4番手から手島に捲られてしまいました。ちなみにこのときも4回転ギアです。

 去年は3分戦でしたけど今年は4分戦です。手島以外の自力も早めに仕掛けてくる可能性があります。ならば山崎は4回転ギアの真価を発揮できる捲りカマシの競走。誰かがホームでペースを上げていれば捲りですし、そうでなければカマシ

 4分戦で、一番長いのが山崎ラインならば誰もペースを上げずにカマシと思いたいところですが、小嶋も佐藤も暴走することがあります。どちらかが暴走すればその3番手を取っているラインが有利となりますが…。

 ここはえいや!で山崎のカマシとみましょう。決まれば伏見-山崎ですが安いしそうなれば3着は飯嶋でしょうから三連単伏見-山崎-飯嶋
 
 そして伏見=飯嶋

 山崎がカマシとなった場合、4番手は前で待っている佐藤か小嶋。小嶋は4番手に入っても早めに仕掛けるタイプですけど、山崎の本領カマシは捲れません。伏見に止められますが、晴智は生き残る可能性。伏見-晴智

 佐藤が4番手なら意地汚く遅めの捲り。ならば伏見=佐藤

 以上です。伏見にはここを弾みにして北京に羽ばたいていただきたい。