カジノについてちょっと動きがあったみたいなのでメモ

 23日の記事ですけど
動き出すカジノ法案 26日から与野党協議

 それを受けて今日、与野党協議が行われたようです。
「カジノ」で自民、民主が協議

 また、カジノ実現に向けて前進したということで関連銘柄が買われているとか(参照1)(参照2)。

 一番上に紹介した記事が結構興味深いので引用しますよ。

その仕組みは、地方公共団体かその一部事務組合が施工(ママ)主体となり、その申請を主務大臣(国土交通相など)が許諾する。施行主体はカジノの建設、維持管理、運営などの実務を、公募で選んだ民間事業者に委託する。

 また、国は主務大臣の下に独立行政法人「カジノ管理機構」を設立し、合議制の機関である「カジノ管理委員会」を設置。カジノの施行は地方公共団体に任せ、エンターテインメント性を保持するため、実質的な運営・管理は民間事業者に任せるものの、国が厳格に管理する仕組みをとるねらいだ。

 最近の民間委託された公営ばくち場とまるっきり同じシステムですよね。岸和田とか松戸とか小倉みたいなもんです。以前から気になっていた主管官庁は国土交通省で調整されているようですが、縄張り争いの懸念もあるようです(参照)。国土交通省が主管するということは競艇とのからみもあり得るのでしょうか。日本財団国土交通省との関係は日自振と経済産業省ほどべったりではないでしょうからあんまり考えなくてもいいのかな。よく分かりません。

 あとこれ。

 カジノが合法化されれば「パチンコも賭博ではないのか」という議論が起きることから、自民、民主両党は新たに「パチンコ法」を制定して国や地方公共団体に関与させることも視野に入れる。

 パチンコも公営ばくちの枠組みの中に入れられることになれば、赤字の競輪なんか止めてパチンコからのあがりを吸い取ろうぜ〜てな流れにならないとも限らないわけで、ちょっと注視してみたいと思います。

 今日図書館でこんなん借りてきましたよ。

ニッポンカジノ&メガリゾート革命―国際観光立国宣言

ニッポンカジノ&メガリゾート革命―国際観光立国宣言


 400ページ以上あって、資料も豊富、なかなか気合の入った本です。これ、扶桑社から出てるんですけど、最近のカジノ関連記事をチェックしてると産経新聞の記事が目立つんですよね。保守系メディアを動員して本格的に実現に向けて動いているということなんでしょうか。


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