和解金に7億8000万円 京王閣撤退 損賠訴訟 8市組合議会が可決

京王閣競輪場(調布市)を運営する「京王閣」が三鷹市など多摩地区八市で構成する「都市収益事業組合(八市組合)」を相手取り、事業撤退に伴う損害賠償約十七億二千八百万円を求めた訴訟で、同組合は二十九日、組合議会を開き、京王閣側に和解金として七億八千万円を支払う議案を全会一致で可決した。三月中旬に和解手続きを行う見込み。

 詳しい和解内容は分かりませんけど、これだけ巨額の和解金が支払われる事例は競輪の施行に関する訴訟では珍しいのではないでしょうか。現在係争中の平塚市vs鎌倉市の同様の訴訟は訴額が2億円です(参照)。

 八市組合は立川競輪からも昨年度末で撤退していまして、こちらも補償協議が行われています(参照)。この和解はそれに影響必至でしょうね。もっともこちらは、八市組合が同様に撤退したサテライトの扱いも絡んでくるでしょうから複雑ですけど。