米スポーツ誌に競輪特集記事


 ななななんと、アメリカの有名スポーツ雑誌が競輪を特集しています。KEIRINじゃなくて競輪ですよ。ピストの流行とともにNJSは今や世界の自転車乗りの共通語になりました。それにYouTubeによって海外でも簡単に日本の競輪の映像が見られる世の中ですからね。アメリカの地でもX-sports感覚で競輪が徐々に認知されつつあるようなのです。

 で、その内容ですが、競輪のルール説明や、エキゾチズム溢れる場内の様子(撮影は川崎競輪場で行われたようです)、トップ選手のインタビューなど。面白かったのが競輪道の説明なんですけど、武士道とからめてなんだか大げさに紹介されています。捲りを止められなかったマーカーは"HARAKIRI"なんだそうです。そんなことありますかいな。トップ選手として紹介されていたのは小嶋敬二選手です。自室(と思われる場所)でガンプラケロロ軍曹のフィギュアに囲まれてにこやかに応対する写真が掲載されています。その写真につけられたキャプションが"OTAKU RACER"。日本とはだいぶ認知のされ方が違いますね。日本で"OTAKU RACER"といえば高知の池本ですよ。

 どうしてわたしがこの雑誌の内容をキャッチできたかと言いますと、見本誌が送られてきたんです。以前からわたしはYouTubeにおいて日本の競輪を英語で紹介する試みをやってきましたが、それを見たあちらの記者さんがコンタクトを取ってきたというわけです。日本の競輪客のスラングを紹介してほしいという依頼も受けまして、ちょっと記事も書きました。例を挙げますとこんな感じ。

OKERA----become poor by betting keirin
KOJIKI---run to aim for middle order
SHIGOTO--bodily crash to makuri racer
BoD------accident race lover

 いやあこの調子でKEIRINじゃなくて競輪が世界に羽ばたいてくれるといいですねえ。というわけでこの記事を持ちまして新年度のご挨拶に代えさせていただきます。