オーイ 夢のラップもういっちょう

 コンドル社長日記によると滝沢が自力復活宣言したそうですね。前場所の松戸ナイターでも二日目三日目と逃げてました。7月から1年間のA級生活がほぼ確定してますから、期するものがあったんでしょうね。しかしA級戦の楽しみが増えました。やっぱり滝沢は自力じゃないと寂しい。

 わたしが競輪を始めた10年前はまだ滝沢は半分くらい自力を使ってましたからね。資料でしか知らない過去の自力の伝説的強さと相まって、滝沢の自力には興奮させられたもんです。

6〜7年くらい前の向日町の記念かS級シリーズの負け戦なんですけどね。中村ミチタカと滝沢と朝日勇かなんかの3分戦。滝沢が打鐘から先行体勢を取って、それを打鐘4角ミチタカが叩く。それを滝沢が全ツッパ!そのときの滝沢の鬼の形相が網膜に大写しになりました。それくらいすごい形相でした。結局ミチタカには叩き切られたんですけど今度はインで粘って番手を獲り切る大立ち回り。結局直線ではたしか3着か4着くらいに沈んだと思うんですけど、クールダウンでホームに戻ってきた滝沢には割れんばかりの大拍手でした。もうね、先生参りましたって感じですよ。

 そんな滝沢の形相をまた見れるのは競輪客冥利につきます。近所に斡旋されたときは是非観に行きたいと思っています。かつて「滝沢逃げろ!」と歌った友川カズキさんも喜んでいるのではないでしょうか。