富山記念優勝戦

 「本当の(本物の)〇〇なら…」という論法がわたしはすかんのです。工業製品ならともかく、たいていのものはなんらかの価値判断が複雑に絡み合って構成されていますから、安直に本当だとか本物だとか決め付けることはできません。決め付けるならどういう根拠で本物であるかを論証する必要があります。そういったこともせずにこういうことを言う人は、要するに本物とそれに対置される偽者の二項対立構造を無理矢理作り出し、そのなかに問題を落とし込もうとしています。そういった論法はある種の思考停止であり、本人はしたり顔で言っているつもりでも、実はかなりエチオピアだったりします。困ったものですね。


 それはともかくわたしが今一番困っていることは車券が当たらないことです。ほんと当たりません。なので人様にお見せできるくらいの予想能書きを積み重ねることによって、調子を戻して行こうと考えました。というわけで富山の決勝戦です。

 二日目三日目と残念な感じで、決勝はちょっとぜいたくなF1決勝といった趣きです。

三宅達也−井上辰也−西村正彦
松崎貴久−有賀高士
松田優一−石毛克幸
村上義弘−志智俊夫

 松田が逃げるところを松崎か三宅がカマすんでしょうけど、いい人の三宅がカマシそうですねえ。松崎はカマシより位置に拘っている感じですし。明日のギアも普段使いの3.85。村上もこの構成なら位置取っての2角捲りというイメージ。ならば松崎と被る可能性も。それなら前で決まってもらいますけれども、松田から切り替えているであろう石毛が要注意。

井上-三宅・西村
井上=石毛 

結果

 バックででけたと叫んだものの、石毛のダッシュの前にヤラレ。