金が必要です。金を工面してください。

 いよいよ今日から運命の自転車トラック競技です。わたしゃ競輪原理主義者ですが、チームスプリントもケイリンも断固日本勢…というよりも競輪選手を応援しますよ。だいたいケイリンで金銀独占したって国内の競輪がケイリンになるわけないんですから。両者を結び付けたがる人もいてますけど、論理と妄想は別とだけ申し上げておきます。

 前回銀メダルを獲得したチームスプリントにやはり期待は集まりますが、前回は予選で強豪イギリスのタイムが伸びなくて、その関係で組み合わせ上、1回戦で英独が潰しあってくれるというちょっとした恵まれがありましたからね。今回もそんな恵まれが1つは欲しいところです。ちょっと気になるのがよりによって8月の15日に中国と予選を戦わないといけない点ですけど、バドミントンのきれいなお姉さんと違って競輪選手はひどい野次には年中さらされています。大丈夫でしょう。

 わたしは金メダルということなら明日のケイリンに期待しています。伏見がケイリン一本で調整していますし、永井もいます。優出しさえすれば、マギレや恵まれがあるのはむしろケイリンのほうです。UCIケイリンにすれば落車失格のないパラダイスなんて考えている人もいてますけど、そんな人におすすめの記事はこちら(参照)。

 伏見は今回の五輪に臨むに当って、「競輪界への恩返しがしたい」と語っていました。それは金メダルを取って日本中のヒーローになり、競輪の注目度を上げることに違いないでしょう。そういう意味ではチームスプリントの金よりケイリンの金のほうが、価値があります。今回五輪で目立ったヒーローといえば今のところ北島康介くらいです。注目されるチャンスです。カマシで一発決めちゃってください。

 自分たちの職場と我々の遊び場を守るため、頑張れ日本の競輪選手!

 
 あ、スプリントのことすっかり忘れてましたけど、これはマギレがない競技ですからねえ…って結局マギレ頼みですか。