企画展:競輪と文学かかわり探る「バンクの風」−−北九州市立文学館

競輪と文学のかかわりを探る企画展「バンクの風〜小倉から始まった競輪とロマン」が小倉北区城内の北九州市立文学館で開かれている。2月22日まで。

 ひとつ前のエントリ(とその米欄)で競輪と文学について話題になったところにタイムリーな記事が飛び込んできましたよ。競輪60周年や競輪祭とのタイアップなんでしょうけど、なかなかできない企画ですよね。学芸員の方の勇気を讃えたいと思います。

2部の「競輪と文学」は、競輪を作品に取り入れたり、エッセーやノンフィクションとしてつづった15人の作家とその作品をパネル展示している。作品は、坂口安吾の随筆「今日われ競輪す」▽全国の競輪場をめぐった伊集院静の随筆「夢は枯野を−競輪躁鬱(そううつ)旅行」▽佐世保競輪に通い詰めた佐藤正午の小説「きみは誤解している」−−など。 

 安吾の「今日われ競輪す」は青空文庫で読めます。伊集院静の「夢は枯野を」は悲しいかな絶版なんですよね。面白いのになあ。その他、競輪に関する本は記事の上の"keirinbookstore"にまとめていますので、よろしかったらご利用ください。やっぱり絶版が多いんですけど。