群馬県観光国際協会の理事長さんがいいことを言っています。

──世界的な経済不況や円高で、訪日外客そのものが減っています。インバウンドについてはいかがでしょう。

(中略)

 「JR高崎駅側に地元企業、ヤマダ電機の大型店舗ができたが、これは外客にとっても魅力だ。また、県内には競艇や競輪などギャンブルも多くあり、観光資源となり得る可能性も秘めている。新潟空港から群馬に入り、温泉を楽しんでもらい、ヤマダ電機で買い物をし、日本のギャンブルを楽しんでもらい、東京へ出るコースがあってもいい(笑)。要は何でも観光資源になるということ。多くの方の知恵をいただき、新たな観光資源の発掘に努めたい」
群馬県観光のかじ取り-観光経済新聞社

 そういう姿勢は大事、超大事です。ハイリスクハイリターンの新たな観光施設を巨額の費用をかけて建てるよりまず身近に観光資源を採掘しましょうよ。公営ばくち場なんてその最たるものだと思います。こういう発想は三大都市圏でも必要だと思いますし、西日本には競輪場と競艇場あるいは地方競馬が隣接している箇所がけっこうあります。公営ばくちの場合、省庁の縦割りの関係でなかなか観光資源としての大連携は難しいでしょうが、地方地方で取り組む価値のあることだと考えます。