プロロードレースチームをマネージメントするゲームが出るそうなのですが

また新要素として,「Keirin」(競輪)などのトラック競技が追加されている。
ツール・ド・フランスをゲームでも楽しもう! 「プロサイクリングマネージャー シーズン2009」がオーバーランドから今夏発売 

 へー。ゲームでケイリンが出来るのですか。チームのマネージメントが主眼のゲームなのでお遊びのミニゲームみたいなのかな。それとも、メンバーのスプリント力を高めるためにトラック競技に参戦させるというオプションがあるのかな。ちょっと興味があります。

 かつて日本でも競輪のゲームがありました。スーパーファミコン時代ですけどね。たまたまヤフオクに3本まとめて出品していたのが見つかりました(参照)。

SFC 「スーパー競輪」競輪 1995年7月14日発売 アイマックス
SFC 「中野浩一監修 競輪王」競輪 1994年11月18日発売 ココナッツジャパンエンターテイメント
SFC 「スプリンター物語〜めざせ一攫千金〜」競輪 1995年3月17日発売 バップ

 94年の秋から翌夏にかけて立て続けに3本、いずれも泡沫メーカーから出ています。そのうち「競輪王」は学生時代に友人の家で遊んだことがあります。なんだかやたら難しかった印象しかないですが、レースのシミュレーションゲームでした。

 この時期に競輪ゲームが続けて出たのは偶然でしょうか。この少し前にはダービースタリオンのブームがありました。ダビスタが若い競馬客を増やしたとまで言われたあれです。メーカー、あるいは当時の日自振がダビスタの二匹目のドジョウを狙った可能性はありますね。日自振の場合はあわよくば若い競輪客を増やそうとしてメーカーに話を持ちかけたのかもしれません。そういえば競輪50周年のときでしたか、無料でセガサターンの競輪ゲームを配ったこともありましたね。

 しかし、ゲームの題材にすることによって、その題材がブームになるなんてことはよっぽどのことがない限りないでしょう。先のダビスタの話にしたって、わたしは少し懐疑的です。わたしは高校時代から競馬に大変興味を持っておりましたが、その興味の延長でダビスタ*1を遊びました。当時はオグリキャップブームの後で若い競馬客が増えてましたしね。ダビスタが今までにないよくできた育成シミュレーションだったことから、少しはダビスタ経由の競馬客が増えたのかもしれませんが、基本的にはもともと競馬客だった人が遊んだんじゃないでしょうか。少なくとも自分の周りではそうでした。

 そんなわけで他のカルチャーとマッシュアップして競輪の振興を図ろうということをよく論じるわたしですが、ゲームで競輪を振興できるとは考えていません。純粋に競輪をゲームで楽しみたいと思うことはありますが、最近のゲーム機でどんなことができるのか、10年間ゲーム機に触ったことのないわたしはあまりイメージが沸きません。実際に車券買ってレース見てるほうが楽しそうですしね。

*1:FCの全国版